| 外陰・膣の炎症の原因菌 (4つ) |
トリコモナス カンジダ HSV クラミジア |
| 外陰・膣の代表的腫瘍 (4つ) |
尖圭コンジローマ 扁平上皮癌 悪性黒色腫 乳房外パジェット病 |
| 尖圭コンジローマとは? |
HPV(ヒトパピローマウイルス)、特に6型・11型が原因の扁平上皮乳頭腫
|
| 尖圭コンジローマの病理像 |
表層から中層にかけてコイロサイトーシス(大型で核周囲の細胞質内に広い明庭を持つ細胞)が見られる |
| 外陰・膣の扁平上皮癌について簡単に述べよ |
外陰部の悪性腫瘍で最も多い 高齢者に好発する HPV感染が関与する |
| 乳房外パジェット病について簡単に述べよ |
乳房パジェット病で見られるような明るい大きな細胞質を有するパジェット細胞が上皮内に出現する 付属器の上皮由来の腺癌 |
| 外陰・膣の悪性黒色腫について簡単に |
50~60歳に好発、悪性外陰腫瘍の2~5% |
| 子宮頚部の主な病変 5つ |
扁平上皮化成 異形成ー上皮内癌 微小浸潤扁平上皮癌 扁平上皮癌(浸潤癌) 腺癌 |
| 子宮体部の主な病変 5つ |
内膜症 平滑筋腫瘍 子宮内膜増殖症 子宮内膜異型増殖症 子宮内膜癌 |
子宮頚部扁平上皮化成とは ( )が( )に化成したもの |
扁平上皮化成とは (頸管腺上皮)が(扁平上皮)に化成したもの |
| 子宮頚部扁平上皮化成の発生過程 |
正常円柱上皮→予備細胞→未熟化成→成熟化成 |
| 子宮頚部の異形成は( )の( )に発生する |
子宮頚部の異形成は(扁平上皮円柱上皮境界部SCJ)の(円柱上皮)に発生する |
| 子宮頚部の異形成の因子は( )である |
子宮頚部の異形成の因子は( HPV )である |
| 子宮頚部の異形成ー上皮内癌の分類3つ |
異形成ー上皮内癌分類 CIN分類 ベセスダ・システム |
| 異形成ー上皮内癌分類の6分類 |
軽度異形成、中等度ー、高度ー、上皮内癌、微小浸潤癌、扁平上皮癌 |
| CNI1,2,3に対応する他の分類は? |
CNI1-軽度異形成-SIL軽度 CNI2-中等度異形成-SIL高度 CNI3-高度異形成、上皮内癌-SIL高度 |
| ベセスダシステムの扁平上皮癌は異形成ー上皮内癌分類において( )と( )に分けられる |
ベセスダシステムの扁平上皮癌は異形成ー上皮内癌分類において(微小浸潤癌)と(扁平上皮癌)に分けられる |
| CNIとは? |
子宮頚部上皮内腫瘍のこと cervical intraepithelial neoplasia 1~3度に分類する。 |
| CNI→浸潤癌 について述べよ |
すべてのCNIが浸潤癌に進行するわけではなく、変化せずに存続していたり、消退するものが大半である。(CNIの程度が高いものほど進行する可能性が高いが、高度異形でも多くの例が癌に進行しない) |
| 軽度異形成について知るとこを述べよ |
CNI1 mild dysplasia 核異型は軽度。異型細胞は基底層から1/3。核分裂像も下部に限局。表層部にコイロサイトーシス(核周囲の淡明化と核の濃縮)。癌化率0.3~0.7%、高度異型進展率2.5~9%、消失率64~94% |
| 中等度異形成について知るとこを述べよ |
moderate dysplasia CNI2 核異型は中等度。異型細胞は基底層から2/3。多核細胞がみられる。核分裂像は中層までに限局。表層部にコイロサイトーシス |
| 高度異形成について知るとこを述べよ |
severe dysplasia CNI3 異形成が上皮の表層1/3に及ぶ上皮内病変。基底層から表層部までの極性が残存。癌化率は5%~66%、平均15%、消失率35~75% |
| 上皮内癌について知るところを述べよ |
carcinoma in situ CNI3 癌としての形態学的特徴をもつ細胞の全層に及ぶ扁平上皮内病変 扁平上皮癌の中で、非浸潤性のものを指す。(血管やリンパ管浸潤はみられない)極性が消失する。浸潤癌への進展率は約7割 |
| 微小浸潤扁平上皮癌について知るところを述べよ |
microinerssive squamous cell carcinoma 微小浸潤とは癌細胞の間質内浸潤を組織学的に確認できること。浸潤の深さが表層基底膜より計測して5mmを超えず、また縦軸方向の拡がりが7mmをこえない。 |
扁平上皮癌について 年齢、危険因子、臨床症状、成因 |
squamous cell carcinoma 子宮頸癌のほとんどは扁平上皮癌である。(約80%)年齢:閉経前 40~50歳に好発。危険因子:不特定多数の性交 臨床症状:不正出血、接触出血 成因:HPV感染(16,18,31,33型) |
| 子宮頸癌の病因について詳しく |
1、高リスク型のHPVに感染すること。 2、宿主要因として癌抑制遺伝子(RP、p53など)の変異、癌遺伝子(Rasなど)が検索されているが未だ未確定 |
| 子宮頸癌の危険因子について詳しく |
・初交年齢が低い ・本人や性交パートナーにおける性行為の相手の数が多い ・前妻が子宮頸癌にかかった男性と結婚した。 ・2型単純ヘルペスウイルス、クラミジアなどの性感染症の既往歴がある。 ・コンドームやペッサリーなどの障壁型避妊具を使用しない。 ・喫煙習慣がある ・野菜、果物の摂取が少ない。ビタミンCの摂取量が少ない。 |
| 扁平上皮癌の肉眼像について述べよ |
外方発育方、内方発育型、表層性発育 一般に硬くてもろい、光沢がない、表面が凸凹不整、壊死傾向が強い。 |
| 扁平上皮癌の組織分類について述べよ |
角化型と非角化型がある ・角化型 角化真珠(keratin pearl)などの角化傾向の顕著な扁平上皮癌。癌細胞は多形成を示す。核分裂像は比較的少ない ・非角化型 頻度が高い 単一細胞角化の出現をみとめることはあるが、一部にとどまり、かつ角化真珠形成のない扁平上皮癌 |
| 腺癌について分類3つ |
粘液性腺癌、類内膜腺癌、明細胞腺癌 |
| 粘液性腺癌の分類について述べよ |
内頚部型、特殊型、腸型の3種 ・内頚部型 内頚部粘膜の円柱上皮細胞に類似 ・特殊型 悪性腺腫(MDA) 高度に分化した粘液性腺癌 胃幽門粘膜型の形質発現 少数の腺が異常分岐、著しい核の異型、結合織反応 正常の内頚部腺領域をこえて発育 ・腸型 腸の腺癌に類似 |
| 子宮体部の病変について大きく5つ挙げよ |
内膜症、平滑筋腫瘍、子宮内膜増殖症、子宮内膜異型増殖症、子宮内膜癌 |
| 内膜症について知ることを述べよ |
内膜の特徴をもった組織が内膜以外に存在する疾患 腫瘍性の病変ではない・・内膜癌との関連はない ①内性内膜症(腺筋症):子宮筋層に存在 ②外性内膜症:子宮筋層以外(卵巣、卵管、腹膜など)に存在 |
| 腺筋症について詳しく述べよ |
adenomyosis 頻度:摘出子宮の約2割 年齢:性的成熟年齢 臨床所見:不正性器出血、月経困難、不妊 肉眼像:境界不明瞭、やや白色調の筋層の肥厚、特に出血 組織像:筋層内に間質を伴った内膜組織の島状の存在 病理発生:内膜基底層の筋層内穿通説、外性内膜症(播種説、化成説、脈管性移植説) |
平滑筋腫は子宮の腫瘍の中で( )。 種々の程度の繊維成分を含む( )の増殖よりなる( )で悪性化は( )。 ( )に感受性があり、( )に大きくなることが多く、( )はほとんど全例で縮小する。 |
平滑筋腫は子宮の腫瘍の中で(最も多い)。 種々の程度の繊維成分を含む(平滑筋細胞)の増殖よりなる(良性腫瘍)で悪性化は(ほとんどない)。 (エストロゲン)に感受性があり、(妊娠中)に大きくなることが多く、(閉経後)はほとんど全例で縮小する。 |
| 平滑筋腫の発生部位別に3つ |
内膜下筋腫 しばしば出血をおこす 筋層内筋腫 漿膜下筋腫 捻転を起こすことがある |
| 平滑筋腫の症状は? |
症状:月経過多、月経困難、不妊 |
| 平滑筋腫の肉眼像は? |
球状の境界明瞭な弾性硬の腫瘍 しばしば多発 割面は灰白色、唐草模様 |
| 平滑筋腫の組織像は? |
平滑筋細胞の増殖、乏しい核分裂像 異常核分裂像(-) 二次変化:出血、硝子化、石灰化、粘性変性、壊死など。 |