【解剖】 ●顆上とは? |
骨幹部が顆部に移行する部分 |
【解剖】 ●同部位には何が在り、どうなっている? |
同部位に肘頭窩・鈎突窩・擁骨窩が存在し、一部骨の薄くなった部分がある |
【特徴】 ●何型が多いか? |
伸展型が多い←肘J伸展位で手掌を衝いて転倒 |
【特徴】 ●好発年齢は? |
幼少年期に頻発 |
【特徴】 ●発生頻度は? |
肘関節周辺の骨折で頻度が高い |
【特徴】 ●どんな障害を残すか? |
・臨床上重要な骨折で、しかも治療の難しい骨折 ・肘関節の機能障害・変形を残しやすい (内反肘) ・神経・血管損傷が多い |
【特徴】 ●他にどんな障害を残すか? |
フォルクマン拘縮の好発部位 |
【特徴】 ●阻血の5Pは? |
疼痛 蒼白 拍動消失 知覚障害 麻痺 |
【受傷機転】 ●伸展型骨折は? |
肘関節を伸転位で手を衝いて倒れた際、上腕骨遠位端に強力な過伸展作用が起こり骨折する |
【受傷機転】 ●伸展型骨折の骨折線は? |
前下方から後上方へ走行 |
【受傷機転】 ●伸展型骨折の骨片転位は? |
遠位骨片は近位骨片の後上方へ転位 短縮騎乗 |
【受傷機転】 ●屈曲型骨折は? |
肘関節屈曲位で肘部を衝いて倒れた際、上腕骨遠位端に強力な屈曲力が働き骨折する |
【受傷機転】 ●屈曲型骨折の骨折線は? |
後下方から前上方へ走行 |
【受傷機転】 ●屈曲型骨折の骨片転位は? |
遠位骨片は近位骨片の前上方に転位 |
【症状】 ●変形は? |
伸展型骨折は遠位骨片が後上方に転位するため、肘関節後方脱臼と類似の変形を呈す(ヒューター線・三角は乱れない) |
【症状】 ●疼痛は? |
・自発痛 ・運動痛 ・限局性圧痛 |
【症状】 ●腫脹は? |
肘関節全周に著明 |
【症状】 ●その他は? |
・異常可動性 ・軋礫音著明 |
【症状】 ●小児は? |
小児が手を衝いて転倒し、肘関節部に疹痛と腫脹があれば、まずこの骨折を疑うべきである |
【鑑別】 何に類似しているか? |
肘関節後方脱臼 |
【確認事項】 ●X線の読影は? |
骨片転位(特に捻転転位)に注意 |
【確認事項】 ●神経は? |
橈骨・正中・尺骨N確認して手指の知覚を診る |
【確認事項】 ●血管は? |
椀骨Aの拍動 (血液の循環は阻血性拘縮に関係するので注意が必要) |
【整復法】 ●整復は何法? |
神中の一人整復法 |
【整復法】 ●神中の一人整復法とは? |
1)患者の肘関節鈍角位 2)一方の手で上腕遠位端を握り、他方の手で前腕を握る ※この時、上腕遠位の中枢部を四指で肘頭を母指で、他手は手関節を握る 3)肘頭を母指で末梢方向に押し、同時に前腕を少し牽引する〜長軸末梢牽引 4)前腕を回内する〜回内 5)肘関節を屈曲する |
【助手の配置】 ●どうする? |
患肢を支える |
【固定】 ●固定肢位は? |
肘関節90°度屈曲位・前腕回内位 |
【固定】 ●固定範囲は? |
クラーメルにて肩関節を含めMP関節まで |
【固定】 ●何帯? |
肩関節を含めMP関節まで蛇行帯、ラセン帯、 肩部は麦穂帯にて固定する (包帯は上腕と前腕を別々に巻いても良い) 次に、上腕と同じ長さのの綿花枕子を側胸部と上腕の間に挟み中間位で固定する (再転移の防止)
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【機能障害】 フォルクマン拘縮とは?
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阻血性拘縮 小児の上腕骨顆上骨折に最多で、骨片転位の未整復、過度の腫脹、固定包帯の過度の緊縛によって前腕屈筋群に血行障害が起こり、急速な退行性変性を起こして発生する。 阻血の5Pが、24時間以内に起こり、手J軽度屈曲位・MPJ過度伸展・PIP、DIP屈曲し、中指に強く出現する |